Dr.BLOG
2010.02.19 母子健康手帳
昨日の1歳6ヶ月児健診では、皆さん母子手帳を持って健診を受けに来られます。我が家にも3冊の母子手帳が保管されています。夜のNHKBSテレビでフィリピンの母子手帳に関するニュースをたまたま眼にしたので少し母子手帳について紹介したいと思います。
母子手帳とは日本独自の制度で、太平洋戦争前の1937年に母子健康手帳の根拠法令となる母子保健法が施行されたことにより始まりました。その後現在に至るまで母子の健康の維持増進に大きな役割を果たしてきたのは皆さんもご承知のことかと思います。近年はその有効性が海外でも着目され、海を渡ってインドネシアやフィリピンでも活躍しているようです。救急医療が未整備であるフィリピンでは重篤な疾患を持つ妊産婦の医療に大きな貢献をしているとのことでした。
日頃当たり前のように思っていた母子手帳でしたが、改めて日本の医療制度の素晴らしさを再認識した一日でした。
ところで、家内の母国である韓国にも母子手帳ってあるのかなぁ? 今度訊いてみます。
2010.02.18 1歳6ヶ月児健康診査
本日2月18日(木)は名古屋市中保健所の1歳6ヶ月児健診に歯科検診担当医として行ってまいりました。長男が生まれた5年前からほぼ毎年3歳児健診か1歳6ヶ月児健診を年に1~2回担当させてもらっているのですが、当日の健診受診者52名は私の過去の経験上でも最大数の参加者でした。2時間弱の時間で52名のお子さんのお口の中を診査するのはなかなかのハードワークでしたが、診査が終わるとさっきまで泣いていたお子さんが手を振って「バイバイ」をしてくれたりしてなかなか楽しい仕事でもあります。
1歳6ヶ月児ならびに3歳児健診は、お住まいの地域の保健所から案内が届き、無料で受けられます。内容は、身体測定・診察、尿検査、歯科検診、保健・栄養指導、歯科相談などとなっております。お子さんの発育発達の確認し、お子さんの成長を一緒に喜び合える良い機会ですので是非参加していただきたいと思います。
ちなみに、3月11日(木)の3歳児健診には、2月28日に3歳になる次男を連れて、今度は歯科医としてではなく父親として参加する予定です。
2010.01.01 新年のご挨拶
皆様、新年明けましておめでとうございます。新たな年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、アメリカではオバマ大統領が就任し、わが国でも待望久しい政権交代が起こりました。個人的には自公政権のもとで続いた医療費抑制策が国民の医療費負担増と医療従事者の疲弊を招いたと感じておりましたので、民主党には社会保障制度の充実を大いに期待したいと思っています。
「美味しく食べられる」「楽しくしゃべり笑う」といった基本的な口腔機能の維持・回復を通して患者の皆様の生活に貢献できるよう、今年も頑張っていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
個人的には今年は年男です。この世に生を受けてからもう干支が4周したことになります。
せっかくですので今年の目標を掲げてみます。
① 韓国語の習得(実は家内が韓国人なのです)
② 黒鯛40cmオーバー(2年ぐらい前から筏に乗ってます)
③ 節煙できることなら禁煙(1箱1000円になっても不可能?)
④ もう少しこまめにブログを更新する
といったところでしょうか。
次の年男になるまでにいくつ達成することができるでしょうか・・・
2009.11.02 睡眠時無呼吸症候群の治療
こんにちは、名古屋アリスデンタルクリニックの平野です。
みなさん、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病名をお聞きになったことはありますか?
実は私の父親(75歳)の話なんですが、以前より睡眠中に大きないびきの間に呼吸が停止することに本人も家族も気が付いていました。そこで先日かかりつけの西区の松葉内科さんで睡眠中の簡易モニター検査を実施してもらったところ、中等度の睡眠時無呼吸症候群と診断されました。10秒以上の無呼吸の状態が一晩で280回(1時間当たり32.5回)、無呼吸の最大は75秒!!これではぐっすりと眠れるわけがありませんよね?まさに酸欠状態の中であえぎながら寝ているようなものです。ちなみに血中酸素濃度SpO2も最小で70%まで低下していたという恐ろしさです。
松葉内科の松葉周三先生よりの依頼で、私がSAS治療用の口腔内装置スリープスプリントを製作することになりました。SASに関しては以前に数回講習会等で勉強したことはありますが、実際の治療経験はありませんので、試行錯誤しながら進めていきたいと思っています。また、睡眠障害に関して造詣が深く、SASの治療歴も豊富な国税局診療所の竹花茂樹先生にも色々とアドバイスをしていただくことになっています。(竹花先生、よろしくお願いいたします)
今後しばらくは、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」についての説明や父親の治療経過について書いていく予定です。
★ 松葉内科 院長 松葉周三先生
名古屋市西区笹塚町一丁目3-1
TEL 052-529-2211
2009.10.06 中区三師会市民公開講座
こんにちは、名古屋アリスデンタルクリニックの平野です。
今回は先日少しふれました中区三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)主催の市民公開講座の詳細についてお伝えしたいと思います。
【会場】 名古屋市高年大学 鯱城ホール
(中区栄1丁目23-13、中消防署5階)
【時間】 11月7日(土) 開場 14:30 第1部 15:00~16:10 第2部 16:30~17:30
【参加費】 無料、お申し込み不要、定員780名
第1部 テーマ講演会 講師 内藤洋子氏(エッセイスト)
「家族の絆の大切さ」
第2部 パネルディスカッション
●中区医師会 「在宅医療の現状」
~畳の上でもできること~
●中区歯科医師会 「訪問歯科診療の実際」
~口腔ケアこそ、拡がる希望と長生きの秘訣~
●中区薬剤師会 「カウンセラーたる臨床薬剤師」
~幅広い薬剤師の役割が在宅医療の
可能性と希望を拡げます~
総合司会進行 きくち教児氏
2009.10.04 訪問歯科診療勉強会
こんにちは、名古屋アリスDC院長の平野です。
今日10月4日(日)は名古屋祭りで大津通界隈は多くの人出で賑わっていましたが、そんなお祭りの誘惑にも負けず、また前夜は明和高校同窓の友人達と遅くまでお酒をいただいてやや二日酔いではありましたが、中区歯科医師会主催の訪問歯科診療勉強会に出席してきました。
名古屋市総合リハビリテーション病院の柴田享子先生と愛知県歯科医師会医療保険部河合正先生を講師にお招きしての2時間あまりの勉強会でした。
脳血管障害等で要介護3以上の方の大半は、口腔ケアを含めた歯科サービスが提供されていないのが現状です。超高齢化社会の時代を迎え、これからはますます在宅医療の重要性が増してくるものと思われます。在宅や社会福祉施設等で療養中の通院困難な患者様の歯科治療や口腔ケアを通じてQOLの向上に寄与できるよう、こらからも少しずつでも訪問歯科診療、口腔機能リハビリテーション、口腔ケアなどの勉強を続けていきたいと思っています。
11月7日(土)には、中区三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)により、「在宅医療」をテーマに市民公開講座が開催されます。詳細は後日掲載しますので皆さんもぜひ参加してみてください。
2009.09.28 歯磨きで癌リスク減!
こんにちは、名古屋アリスデンタルクリニックの平野です。
今日は、私の愛読紙でもある中日スポーツ(9月28日)に、大変興味深い記事を見つけましたので皆さんにご紹介したいと思います。
歯磨き2回でがんリスク3割減
愛知県がんセンター研究所まとめ
1日2回以上歯を磨く人が口の中や食道のがんになる危険性は、1回の人より3割低いとの研究結果を、愛知県がんセンター研究所(名古屋市)がまとめた。まったく磨かない人の危険性は、1回の人の1.8倍だった。
約3800人を対象とした疫学調査の結果で、歯磨き習慣と発がんの関連を示す報告は国内初という。横浜市で10月1日から開催される日本癌学会で発表する。同研究所疫学予防部の松尾恵太郎室長は「口やのどには発がん物質とされるアセトアルデヒドを作る細菌がいる。歯磨きで細菌や発がん物質が洗い流されるので、少なくとも朝と夜に磨けば、がん予防に役立つ」 と話す。
同センターを受診した人の中から、口の中やのどなどの頭頸部がんと食道がんの患者計961人と、がんでない2883人に、歯磨きや喫煙、飲酒などの習慣を聞いた。年齢は20~79歳で平均は61歳。
解析した結果、2回以上磨く人は1回の人に比べ、がんになる危険性が約29%低く、全く磨かない人の危険性は2回以上磨く人の2.5倍だった。喫煙や飲酒をする人だけの解析でも同様の結果で、歯磨き習慣がないことがほかの危険因子と関係なく独立したがんの危険因子であることを強く示すものだという。
(全文記事より転載)
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歯周病が糖尿病や心臓病などの全身疾患のリスク因子となることは、以前にこのブログでもお話しさせていただきましたが、“歯磨き習慣がないことががんのリスク因子である”ということは大変な発見だと思います。そして私たち歯科医療に携わる人間が、ブラッシングなど口腔衛生指導を通して皆様の健康に寄与できる可能性がますます広がったといえるのではないでしょうか。
2009.08.10 夏期休暇のご案内
今年は雨が多くあまり夏らしい気候になっていませんが、皆様お盆休みはいかがお過ごしの予定でしょうか?
当クリニックでは8月13日(木)~17日(月)の間を夏季休暇として休診させていただきます。
8月18日(火)より平常通り診療いたしますので、よろしくお願いいたします。
なお、急なお痛みなどでお困りの場合は下記連絡先までご一報ください。
院長携帯 090-2135-9791
愛知歯科医療センター 052-961-9102
2009.07.14 歯歯塚供養会のご案内
皆さんは、抜けてしまった歯や使えなくなった入れ歯をどのようにしていますか?今まで体の一部として、食物を咀嚼し健康を守ってくれていた歯や入れ歯を捨てることには、少なからず抵抗を感じるのではないでしょうか。そんな抜けた歯や役割を終えた入れ歯に感謝をこめて供養する「歯歯塚供養会」が、毎年8月8日に名古屋市中区大須観音寶生院で行われています。一般の方もご自由に参加できますので、ぜひ供養会にご参加ください。
日時:平成21年8月8日(土) 午前9時~10時
場所:名古屋市中区大須2丁目21-47
大須観音 寶生院 歯歯塚前 (大須観音の本堂の左奥手)
当日は、私も中区歯科医師会の役員として出席いたします。午前9時からですが、天候によってはかなり暑くなりますので帽子や日傘などをお持ちいただくとよろしいかと思います。
2009.06.05 歯の1日健康センター報告
6月4日(木)午後1時半より中区歯科医師会恒例事業の「歯お1日健康センター」が中保健所において開催されました。新型インフルエンザの影響で開催の自粛も危惧されましたが、無事予定通り開催することができました。
中区歯科医師会から23名の歯科医師が参加して健診にあたりましたが、私も役員の一員として今年も参加させていただきました。
就学前の乳幼児を対象に、まずブラッシング指導を行い(名古屋市衛生士会の方々と衛生士学校の学生さん達が担当)、次いで歯科検診、フッ素塗布の順に実施しました。また、付添いの保護者の方にも希望があれば歯科検診を行いました。健診受診者数は、乳幼児228名、保護者93名でした。中区という土地柄、他地区と比較して受診者数が少ないことは否めませんが、その分中身の濃い充実した内容であったと思います。
当日は前年に引き続き東海テレビの取材もあり(写真)、夕方のニュースで放送されたそうです。メディアを通してこの事業の認知が進み、より多くの市民の皆様に口腔衛生に関心を持っていただけるようになればと願います。
ついでながら、当日最後の健診受診者は私の4歳の長男でした。もちろん私が健診を担当しましたが、父親の立派な?姿をみせることができたのではないかと、そういう意味でも意義のある1日でした。
2009.05.18 「歯の1日健康センター」のご案内
中区歯科医師会恒例事業の「歯の1日健康センター」が今年も下記のように開催されます。お子様の虫歯予防のためにもぜひこの機会をご利用ください。
記
★ 開 催 日 : 平成21年6月4日(木)
★ 受付時間: 午後1時30分~午後4時
★ 場 所: 中保健所
★ 対 象 者 : 就学前の幼児
★ 内 容 : 歯科健診、歯みがき指導、フッ素塗布、歯科相談(矯正相談コーナー併設)
★ そ の 他 : 無料
ここ数年来場者は増加傾向にあり、中区歯科医師会の会員の先生方の協力で成り立っています。当日は私も中区歯科医師会理事の一人として参加いたしますので、顔を見かけたらお気軽に声をおかけください。
*お問合せ先:名古屋市中保健所 TEL(052)251-4566
2009.05.08 新型インフルエンザ対策
新型インフルエンザは本日5月8日午前現在、26の国と地域で2510人の感染者が確認されています。愛知県歯科医師会にも4月30日に対策本部が設置されました。
幸い国内2次感染は報告されていない現時点での当クリニックでの対応を掲載いたします。
1.診療所内、スタッフへの対応
①滅菌・消毒レベルの確認(日頃より院内感染には細心の注意を払っています)
②新型インフルエンザに関する情報の確認
③スタッフの体調の把握と管理
④手洗いの励行、グローブの交換
2.患者さまへの対応
①患者様向けのポスターを入口、待合室に掲示
②10日以内に新型インフルエンザ発生国(特にメキシコ、アメリカ、カナダ)から帰国された方で発熱、咳、体がだるい等、風邪の症状のある方の事前確認
③感染の疑いのある方には、歯科診療に優先して保健所に相談することを勧める
*中保健所発熱相談センター 専用電話 052-251-4568
④受付に手指消毒剤を設置
新型インフルエンザは、いったん収束しても秋から冬にかけてのインフルエンザ流行期には再び感染が広がる可能性もあるとのことですので、長期的に注意を払っていくつもりです。
患者の皆様におかれましても、上記対策にぜひご協力お願いいたします。
2009.05.02 GW期間中の休診日と連絡先
GW期間中は5月3日(日)~5月7日(木)まで休診となります。
緊急時等の連絡は 090-2135-9791 までお願いします。
現在、世界中で豚インフルエンザの蔓延が危惧されています。ワクチンの製造には少なくとも3か月はかかるということですので、海外へ行かれる方など、体調管理に十分お気をつけください。
海外より帰国後に体調を崩された方は、最寄りの保健所に連絡してください。
名古屋市中保健所 052-251-4521
2008.01.23 歯周病ってどんな病気?その1
前回までに歯周病と全身との関わりについて述べてきましたが、では「歯周病」ってどんな病気なんでしょうか?皆さんご存じかとは思いますが一度整理してみましょう。
歯周病は読んで字のごとく「歯の周りの病気」です。歯を支える歯肉や歯槽骨の組織をじわじわと破壊する歯周病は「静かなる病気 silent disease」といわれるほど気がつきにくい病気です。気がついた時には意外に進行しているケースが多く、成人の歯の抜ける原因としては歯周病が第一位です。また、厚労省の調査では成人の70%以上が歯周病であるというデータも出ています。
下記の項目で当てはまる項目があるかどうかチェックしてみてください。
◇口臭が気になる
◇歯を磨くと歯ぐきから血が出る
◇唾液がネバネバする
◇最近、歯が長くなったように見える
◇歯ぐきが赤い
◇歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
◇歯ぐきを押すと柔らかく、痛みもある
◇冷たいものがよく凍みる
◇歯ぐきから膿が出ることがある
◇歯がグラグラする
上の項目で2つ以上チェックのついた方は、歯周病の可能性が高いので、ぜひ歯科医院でご相談ください。
歯周病は、早期発見・早期治療そして年3~4回の定期的メインテナンスが重要です。
2007.12.23 歯周病と全身疾患
前回のブログで歯周病と全身との関係について簡単にご説明しまたが、今回は各疾患についてもう少し詳しく述べたいと思います。
心臓病
歯周病が重症になると歯周病菌による炎症から血栓(血の固まり)ができやすくなるため、動脈硬化を招き心筋梗塞や狭心症などを引き起こすことがあります。また心臓の内側にある心内膜の炎症を引き起こし、細菌性心内膜炎になる場合もあります。
糖尿病
歯周病が糖尿病を引き起こすだけでなく、糖尿病の患者さんが歯周病にかかっていると血糖コントロールが難しくなり、さらに悪化してしまう可能性があります。歯周病の治療をしたら血糖値が下がったというデータも多数報告されています。
肺炎
歯周病菌が肺に感染し肺炎になることがあります。高齢者の誤嚥性肺炎が知られています。
早産
歯周病菌による口内の炎症が胎児の成長に影響し早産を引き起こすことがあります。歯周病の妊婦は、歯周病でない妊婦と比べて、早産や低体重児を出産する確率が7倍にもなると言われています。
「歯周病はさまざまな全身疾患のリスクになる」ということがご理解いただけましたでしょうか。
2007.11.29 歯周病と生活習慣病
今日は生活習慣病保健指導医研修会に出席してきました。午前9時から午後1時までと4時間の研修会でしたが多くの先生が参加され、来年度より導入予定の特定健診・保健指導への関心の高さがうかがわれました。
歯周病と全身との関わりについて簡単に説明してみたいと思います。
歯や歯ぐきの健康は口の中だけでなく全身と関係しています。口の中には何百種類という細菌が生息していますが、口の中から体の中に入り込むと様々な病気を引き起こすことが知られています。心臓病、肺炎、糖尿病、早産などがそうです。歯周病は歯周病菌の塊である歯垢(プラーク)や歯石による歯ぐきの病気ですが、たかが口の病気とあなどると大変なことになります。
歯と歯ぐきの健康維持は全身の健康につながっていることをもっと知っていただければと思います。
2007.03.09 ごあいさつ
はじめまして、名古屋アリスデンタルクリニック院長の平野裕昭と申します。
皆さんはインフォームドコンセント(医師側の十分な説明と患者側の同意)という言葉をご存知かと思います。
当院の基本的な姿勢は、「医療の主役は患者さんである」ということです。できるだけ患者さんの立場に立って治療内容を説明するように心がけています。患者さんは、臆せずに、自分の現在の悩み、どうしたいか、どうなりたいかを主張して私たちと治療の方針を立てることが大切です。納得できなかったら遠慮無く意見をおっしゃってください。私たち歯科医師が持っている専門知識は患者さんが利用するためのものなのです。


